一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年5月26日（日）、愛媛県に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーションの上映会を同市内で実施しました。

「海ノ民話のまちプロジェクト」ではこれまで、愛媛県に伝わる民話を題材にした民話アニメを6本制作しています。今回は、事前に募集した西条市在住の親子100人を対象に、地元西条市に伝わる「地蔵が浜」、伊方町に伝わる「速吸瀬戸の守り神」、今治市に伝わる「クジラのお礼まいり」の3本を同市内の複合施設「SAIJO BASE」内プラネタリウムで上映しました。

球面スクリーンに映し出される民話アニメを、笑ったりうなずいたりしながら観賞した子どもたち。当協会代表理事でアニメ監督を務めた沼田心之介による解説にも真剣に耳を傾けてくれました。沼田監督は「それぞれの民話の中で異なる学びがあって、それぞれの地域での海の豊かさやそなえの必要性などが読み取れたと思います。民話には先人たちのさまざまな教えが込められているので、他の作品も含めて何回も見ていただきたいです」と子どもたちに呼びかけていました。

上映会終了後、民話アニメ「地蔵が浜」のビジュアルをパッケージに用いたコラボ商品「のりあられ・しおあられ」を参加者の皆さんにプレゼントしました。「のりあられ」は西条産の海苔を、「しおあられ」は愛媛県伯方島で作られている「伯方の塩」を使用したお菓子です。