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富山県射水市で「鯨神輿」のフィールドワークを実施

活用イベント
2024年2月20日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月16日(金)、海ノ民話アニメーション「鯨神輿」のフィールドワークを、民話の舞台である富山県射水市の市立東明小学校で実施しました。

「鯨神輿」は、同市海老江地区に伝わる海老江曳山(ひきやま)まつりの起源にまつわる民話。江戸時代後期、船主と船頭が夢のお告げで海に沈んだ鯨を引き揚げ、それを売ったお金で神輿を作り、下村加茂神社に奉納したことを伝えています。

フィールドワークでは同校の在校生43名が2班に分かれ、民話で描かれた神輿が今も残る下村加茂神社と、曳山(ひきやま)まつりの山車や衣装などを展示する海老江まつり資料館を訪ねました。

下村加茂神社では、民話の主人公の一人・彦兵衛の子孫である竹内彦喜さんを招き、興味深いお話を聞きました。参加児童からは「海老江で大きなくじらが引き上げられたのを初めて知った。くじらは海老江の人たちにとって神さまみたいな生きものだと思った」「昔から今まで受け継がれてきた鯨神輿と曳山はかっこいいと思った」「イルカやくじらが遊びに来てくれるためにこれからも海でポイ捨てをしないようにしたい」といった感想が聞かれました。

海ノ民話アニメーション「鯨神輿」

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