一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月16日（金）、富山県射水市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「鯨神輿」の上映会を射水市立東明小学校で実施しました。

「鯨神輿」は、同市海老江地区に伝わる海老江曳山（ひきやま）まつりの起源にまつわる民話。江戸時代後期、船主と船頭が夢のお告げで海に沈んだ鯨を引き揚げ、それを売ったお金で神輿を作り、神社に奉納したことを伝えています。

上映会には同校の在校生43名が参加。参加児童の約3分の1が海老江地区在住だったこともあり、なじみ深い近隣の海で鯨が引き揚げられたことに驚いた様子。アニメ鑑賞後は積極的に質問や感想が飛び交い、民話アニメを通して海への関心が高まったことがうかがえました。

射水市新湊博物館の学芸員による解説もあり、クイズを盛り込みながら自然について楽しく学びました。

海ノ民話アニメーション「鯨神輿」