宮崎県日向市で「お倉ヶ浜とお金ヶ浜」の上映会を実施
活用イベント
2024年2月16日
一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月9日(金)、宮崎県日向市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「お倉ヶ浜とお金ヶ浜」の上映会を同市の平岩小中学校で実施しました。
「お倉ヶ浜とお金ヶ浜」には、別々の場所でハマグリをとって暮らしている2人の娘が登場します。ある日、ボロをまとった旅のお坊さんが現れ、「ハマグリを分けてほしい」と2人に声をかけます。「お金」という娘はお坊さんにうそをついてハマグリを分け与えず、「お倉」という娘は自分と母親の分のハマグリをお坊さんに差し出します。お坊さんは深く感謝し、お倉に仏さまのお導きがあると告げて立ち去ります。果たしてその後……というお話。
この日の上映会には同校の全校生徒(190人)が参加し、完成したばかりのアニメーションを鑑賞しました。鑑賞後、子どもたちから「人に優しくできるようになりたい」「今のお倉ヶ浜ではハマグリがとれないので、海の環境問題について考えさせられた」「海の恵みを受けられることのありがたさを感じた」との感想がありました。
続いて、日向市サーフィン連盟の甲斐俊作理事長から、民話の舞台となった浜辺が今は人気のサーフィンスポットになっていることなどを聞き、地元の海の素晴らしさを改めて実感しました。