神奈川県横浜市中区で「赤い靴」の上映会を実施
一般社団法人日本昔ばなし協会は2026年2月18日(水)、神奈川県横浜市中区に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「赤い靴」の上映会を横浜市立元街小学校で実施しました。
神奈川県横浜市中区の海ノ民話アニメーション「赤い靴」はこんなお話▼
横浜・フランス山のふもと、小さな靴屋のショーウインドウに飾られた赤い靴を、少女雪子は毎日見つめていた。評判の靴はやがてお金持ちの家に渡るが、ほどなく戻ってくる。事情を知った職人修造はその靴を磨き、クリスマスの夜に雪子へ贈ったというが、新しい年に彼女が踏み出した先は……
上映会
アニメの題材となった「赤い靴」のお話をもともと知っている子どもたちも多かったようですが、いざ上映が始まると、アニメーションならではの豊かな表現に引き込まれるように見入っている姿が印象的でした。
上映後の解説に登壇した口承文芸(昔話)研究者の久保華誉先生は、民話の成り立ちについて「人は面白い話を誰かに伝えたくなるもの」と語り、一人ひとりの心にある『お話の種』が誰かに伝わることで、やがてそれが民話になっていく過程を説かれました。子どもたちに向けて、身近な気になることを調べ、周囲の人の話によく耳を傾けてみてほしいという温かいメッセージが贈られました。
続いて、沼田監督からはアニメーション制作の舞台裏が明かされました。わずか5分の作品であっても、完成までには約半年もの歳月を要するというお話に、会場からは驚きの声が上がりました。監督は「ぜひ家族やお友達と一緒にアニメを見て、このお話を未来へ語り継いでほしい」と、作品に込めた願いを力強く伝えられました。
その後、声優の四宮豪さんと冨田泰代さんを講師に迎え、アニメのアフレコ体験が実施されました。題材には今回の「赤い靴」のワンシーンが選ばれ、子どもたちはプロの指導を受けながら、キャラクターに命を吹き込む表現の難しさと楽しさを肌で感じていたようです。
最後には、生徒代表から監督へ心からの感謝の言葉が送られ、会は和やかな雰囲気のまま締めくくられました。

参加者の声
・「赤い靴」のお話は初めて知ったが、アニメを通じて詳しくなった。
・もともと自分の知っていた「赤い靴」とはまた違う展開のお話を知ることができた。
・5分のアニメでも作るのに大変な苦労があることが分かった。
・生で声優さんのアフレコを見られて感動した。キャラクターになりきっているところが格好良かった。
・アフレコ体験を通じて、声優さんのすごさが分かった。