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群馬県嬬恋村で「鎌原観音堂石段のものがたり」の上映会を実施

活用イベント
2025年3月11日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年3月4日(火)、群馬県嬬恋村に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「鎌原観音堂石段のものがたり」の上映会を嬬恋村立西部小学校・嬬恋村立東部小学校の2校で実施しました。

この日の上映会は、午前中に嬬恋村立西部小学校、午後に嬬恋村立東部小学校で実施し、多くの在校生が参加しました。まず初めに海と日本プロジェクトの説明と共に、海が今抱えている問題や、海がない群馬県の海との繋がりについて説明をしました。海がない群馬県は川で海と繋がっているという話から始め、今海が抱えている「海洋ごみ問題」について、海洋ごみの多くはプラスチックであることなどを学びました。
また、プラスチックごみが起こす問題や、海の生き物に与える影響などの話では、子ども達も真剣に話を聞いていました。こちらからの問いかけには、皆思い思いに自分の意見を言ってくれたため、難しい話だけではなく楽しい機会となりました。
上映会終了後には、身近にある浅間山への思いや、海洋ごみ問題への考えなど、さまざまな感想がでました。

参加者の声 

<西部小学校>
・アニメの再現度が高くて、天明三年のことを取り入れていて、すごく良かった。
・アニメを見て知っていたこともあったけど、知らないこともあって勉強になりました。
・やはり、人間は海などの大自然を汚していることがよくわかった。ポイ捨てをやめた方がいいと呼びかけたり、自分も捨てないようにしたりとできそうなことをやってみます。
・海がなくても川から海に行くから、川にもその他の所にもごみを捨ててはいけないとわかった。

<東部小学校>
・改めて鎌原観音堂の起きたこと等を知って今度から、浅間山にも関心を持ち過ごしていこうと思います。
・アニメが少し怖かったです。やっぱり、浅間山が噴火したら怖いなぁと思いました。
・浅間山の噴火を見て、周りの自然と向き合っていきたいと思いました。また、海のために川を大切にしたいと思いました。
・海には、たくさんのプラスチックごみがあって、そのプラスチックを魚が食べてしまうなど、環境や生き物にたくさんの問題がある。だから、ごみのリサイクルをしたり、落ちているごみを拾ったり、少しずつ取り組んでいきたい。

海ノ民話アニメーション「鎌原観音堂石段のものがたり」

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