海と日本PROJECT

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池田克明氏から
のメッセージ

朗読劇や読み聞かせ活動を経て、 伝えたいこと

池田克明

朗読劇や読み聞かせ活動を経て、 伝えたいこと

プロジェクトアドバイザー

株式会社青二プロダクション
専務取締役 営業制作本部長

池田克明

【プロフィール】
アニメ、外国映画、ドラマCD、イベントなど、声優のマネージメントやプロデュース活動を統括。声優が活動しやすい環境づくりにつとめる。アニメやゲームの文化を軸とした国内外のファンが集う聖地づくりや地域に根差した文化の継承など、地域活性化事業にも尽力。声優事業者協議会の副理事長も務める。

「海ノ民話」のアニメーションの感想

5分で気軽に民話を知ることができる

5分という短い時間で物語がまとまっていて、わかりやすかったです。 よい意味で気軽にみることもできて、デザインや色の感じや柔らかい雰囲気とかも、すごくいいなって思いました。

「海ノ民話」のアニメーションで気に入った作品

「一里島」

一番最初にみた「一里島」です。実際に行ったことがないところでも、そこにはこんな成り立ちがあるんだということを知れて、とても興味がわき、他の地域の物語も次、また次と、みたくなりました。

海ノ民話アニメーションページ >

「海ノ民話」のアニメーションやHPの改善点

民話の舞台に、アクセスできる仕組みづくり

民話の生まれた場所の情報にアクセスできる導線があると良いと思いました。「海ノ民話」では、物語が生まれた場所があります。アニメーションをみると、その場所に興味がわきます。そのような気持ちになったときに、地域の情報を知ることができる仕組みがあればと思いました。例えば、佐世保湾にある一里島であれば、長崎に行く際に寄ってみることもできる。佐世保湾の情報や島へのアクセス、食や地域の名産など、もう少し詳しい情報が載っているようなページがあると現地の魅力も発信しやすいのではないでしょうか。

子供たちに向けた朗読劇の事例

遠野物語ライブフェスティバル「声優たちの遠野物語」

2019年に日本に伝わる物語を次の世代に伝えていくという趣旨で「遠野物語」の朗読劇を行いました。声優は、平野正人、古谷徹、伊藤かな恵。なかでも、岩手出身の平野正人は、大学時代に遠野の語り部さんの話を聞きに通っていたことがあったほど縁がありました。「遠野物語」という地域に根付いた物語をデフォルメしてエンターテインメントとして届ける。このような取り組みを行った結果、声優ファンから、名前は聞いたことはあるけれど読む機会がなかったという方々まで届けることができました。朗読劇で工夫したことは、方言を一部残して、遠野弁を知っている人も、知らない人も楽しめるようにしたことです。現地の人たちも、要所要所で方言が入ってくるので、親しみがわいたようです。セリフにも表情がでました。頭の中でイメージしている、その時代のその場所に連れてってもらえるような。

■2019年10月26日(土)〜10月27日(日)遠野物語ライブフェスティバル「声優たちの遠野物語」(主催:幸せ出ずる国いわて実行委員会/協賛 遠野市)

子供たちに伝えたいメッセージ

たくさんの物語にふれて、さまざまな感情を覚えてほしい

子供の頃にみたものは、自身の成長に影響をあたえることがあります。だからこそ、子供のうちに、良い物語にたくさんふれて、さまざまな感情を覚えておくとよいと思います。歴史や文化の話というと、難しく聞こえてしまいますが、「海ノ民話のまち」のアニメは、たくさんの学びをエンターテインメントとして、楽しみながらみることができる物語だと思います。みてもらって、興味がわいたら、その場所にいったり、原作の物語を手にとったりしてみてください。きっと物語にスッと入れると思います。

声優にとっての朗読とは

豊かな想像力で、聞き手をその場所に連れていく

キャラクターに命を吹き込むこと。これがアニメでの声優の役割です。一方で、朗読には、アニメのような映像はありません。聞き手の想像力に訴える力が必要になってきます。だからこそ、優れた声優たちは想像力が豊かです。相手との距離感。まわりの温度。立っている場所。そういったもの全てを感じながら、そこに自分がいることをイメージします。声優と聞き手の想像力が重なってイメージは目一杯膨らみます。聞き手はその場所に連れて行ってもらえたような感覚を覚えると思います。声優は、声だけではなく、表情も含めて全身で表現するのです。

声で伝えるということの可能性

イメージしたものは、深く心に残り続ける

声だけで伝えるということは、相手に想像させるということ。自分がパッとイメージしたものは、深く心に残り続けると思います。例えば、読み聞かせや朗読をきっかけに物語に興味を持つことができれば、そのあと、本を読んだときに情報はさらに深く入ってくるのではないでしょうか。もちろん、これは「海ノ民話」のような映像でも同様だと考えます。一回自分の中でイメージしたものがあれば、文字や映像との相乗効果が生まれると思います。良いきっかけになるんじゃないかなというふうに思いますね。

「海ノ民話のまちプロジェクト」に期待すること

地域に根付いた物語を継承していってほしい

勉強の意味では難しくても、エンターテインメントであれば伝わることがあります。語り部さんの高齢化などで、地域に根付いた物語の継承が難しくなっているなかで、「遠野物語」などの朗読劇は、非常に意義のある取り組みでした。一方で、海にまつわる民話をアニメにして伝え、語り継ぐという「海ノ民話のまちプロジェクト」にも共通した想いを感じています。声優に声で情景を想像させる力があるように、アニメには物語をわかりやすく届けたり、その場所に興味を持たせたりする力があるのです。こういうプロジェクトがあると、民話やその場所の理解がより深まるのではないでしょうか。文化を継承することは、もちろん子供たちにとって大切なことです。しかしこのプロジェクトは、むしろ大人にとって、聞いたことのある場所にはこんな物語があったんだっていう感動につながると思います。大人も子供も学びにつながるプロジェクトですね。

プロジェクトアドバイザー
オススメのアニメーション

一里島

海の民話
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