泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション23

あまのかけはしときんたるいわし

天のかけ橋と金樽いわし

京都府( きょうとふ ) 宮津市 ( みやづし )

  • 近畿エリア
  • 2021年度
  • 土地の特徴
  • 環境保全
  • 地名等の由来
  • 神様・仏様
  • 鍋島啓亜
殿様が海に金のたるを落とし、
光るいわしがとれるようになる
  • 近畿エリア
  • 2021年度
  • 土地の特徴
  • 環境保全
  • 地名等の由来
  • 神様・仏様
  • 鍋島啓亜

こんなお話...

遠い昔、男女の神様がはしごで丹後(たんご)の島におりて、仲よくくらしていた。ある日、はしごがたおれて二人の神様は天にもどれなくなる。そのはしごが「天の橋立(あまのはしだて)」といわれている。長い年月がたち、丹後の国の殿様(とのさま)が海にふねをうかべ、お酒を飲んでいた。楽しくなっておどり出した殿様は、金のたるを海に落としてしまう……

学びのポイント

日本三景のひとつ天橋立は、昔から日本を代表する美しい景色の場所でした。宮津湾(みやづわん)から天橋立にさえぎられた内海、阿蘇海(あそかい)の栄養豊富な海水は殿様を感動させるほど美しく、おいしい「金樽いわし」を育んできました。現在も阿蘇海に生活排水や農業排水が流れこみ、栄養が豊富となり大きなイワシがとれています。その反面、カキの異常繁殖(はんしょく)でからが海面より高く積もり、そのにおいなどが問題になっているのも事実です。美しく豊かな阿蘇海を守るため、一人一人の心がけが大切な一歩になるのではないでしょうか。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 神尾香菜子
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 鍋島啓亜
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・美術・色彩設定 鍋島啓亜
撮影 谷口英男
制作進行 雄谷将仁
音響監督 沼田心之介
音楽 蜂須みゆ
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
音響制作 ピーターパン・クリエイション
音楽プロデューサー 沼田友之介

アニメーション監修 杉井ギサブロー
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至(WORLD EGGS)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

京都府 ( きょうとふ ) 宮津市( みやづし )

京都府の北西部に位置し、南部と北部が特別名勝「天橋立」の砂嘴で連なります。海岸線や山間部は「丹後天橋立大江山国定公園」に指定。北近畿の観光拠点として年間約300万人の観光客が訪れます。

海のエピソード

  • 日本海の若狭湾に面し、定置網漁業を中心とした沿岸漁業が営まれて、海産物の加工も盛ん
  • 江戸時代には北前船の西廻り航路の寄港地として栄え、かつてのにぎわいをしのばせる街並みが人気

民話スポット

阿蘇海あそかい

天橋立の西側の内海が阿蘇海。水の交換が極めて少ないので、栄養豊富な水が留まり、植物プランクトンの量は東側の宮津湾の100~500倍といわれています。ここに迷い込んだマイワシは脂をたっぷり蓄え、「金樽鰯(きんたるいわし)」と呼ばれる立派なイワシに変身します。

所在地

京都府宮津市と与謝郡与謝野町

天橋立あまのはしだて

日本三景のひとつで、5000本に及ぶ松並木と白い砂による白砂青松(はくさせいしょう)が約3.6キロ続く景勝地。年間約300万人が国内外から訪れます。天橋立を「股のぞき」すると、空と海の景色が逆になり、天にかかる橋のように見えます。松並木の散策もおすすめ。

所在地

京都府宮津市字文珠~字江尻

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