泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション15

おやしきになったクジラ

お屋敷になったクジラ

和歌山県( わかやまけん ) 串本町 ( くしもとちょう )

  • 近畿エリア
  • 2020年度
  • 海への畏敬・感謝
  • クジラ
  • 樋口雅一
クジラとともに生きる村人が、
命の恩人である商人に恩返しする
  • 近畿エリア
  • 2020年度
  • 海への畏敬・感謝
  • クジラ
  • 樋口雅一

こんなお話...

クジラ漁がさかんにおこなわれていた串本(くしもと)では、人々はクジラがもたらすめぐみに感謝していた。ところが、村はひどい食料不足になり、クジラも姿を見せなくなって苦しんだ。その時、串本の商人が、大切な米やみそなどを村人へ配って助けた。その数年後、久しぶりにクジラが現れ、いつの間にか大きな流木に変わっていた。そこで村の人は……

学びのポイント

本州最南端に位置する和歌山県の串本町は、紀伊半島の先端にあり、昔から中国やアメリカ、イギリスなどの船が訪れたり、難破船が流れ着いたりしてきた場所です。太平洋にせり出すこの岬は、広い海を航海する船にとって、オアシスのような場所だったのでしょう。江戸時代には、捕鯨(ほげい)が盛んに行われ、廻船(かいせん。港から港へ旅客や貨物を運んで回る船)の寄港地としても栄えました。海と深いつながりをもって発展してきた串本町の歴史は、私たちに、海に関わる産業の移り変わりや、海がもたらす恵みの大きさを教えてくれます。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 すぎはらちゅん
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 樋口雅一
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
原画・動画 樋口雅一
美術・背景 青木稔
色彩設定 大槻ひろ子
仕上 ゴリラ
撮影 伊藤正弘
制作進行 雄谷将仁
音響監督 沼田心之介
音楽 蜂須みゆ
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
音響制作 ピーターパン・クリエイション
音楽プロデューサー 沼田友之介

アニメーション監修 杉井ギサブロー
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

和歌山県 ( わかやまけん ) 串本町( くしもとちょう )

和歌山県の南部にあり、紀伊山地を背に潮岬(しおのみさき)が太平洋に突き出した本州最南端の町。東西に長いリアス海岸は奇岩の自然美に恵まれ、吉野熊野国立公園の指定を受けています。ロケット発射場「スペースポート紀伊」で、カイロスの打ち上げに挑戦中。

海のエピソード

  • 完全養殖の「串本黒潮本まぐろ」「串本真鯛」のほか、串本町発祥のケンケン漁で釣り上げた「しょらさん鰹」など、品質のいい魚介類がブランド化されている

民話スポット

橋杭岩はしぐいいわ(はしくいいわ)

国の名勝・天然記念物で、大小40あまりの岩柱が向かいの大島方向へ、850メートルにわたってそそり立っています。規則的な並び方が橋の杭に似ていることからこの名がつきました。11月初旬にはライトアップが行われます。

所在地

和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川(くじのかわ) 地先

観光スポット

トルコ記念館トルコきねんかん

1890年に熊野灘で起こったトルコのエルトゥールル号の遭難事故を契機に、犠牲者の慰霊を通じて交流が始まり、トルコ国との友好の証として開設。亡くなった方の遺品や資料が展示され、ここから遭難場所を見ることもできます。

所在地

和歌山県東牟婁郡串本町樫野1025-26

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