日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

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「アニメ声優にチャレンジして海を学ぼう!」を開催

活用イベント
2024年8月9日

一般社団法人日本昔ばなし協会は7月24日(水)、港区立小中一貫教育校お台場学園の児童・生徒を対象に、「海ノ民話アニメーション」を使った声優体験を行うとともに、海とのつながりや、海と人との共存共栄の大切さについて学ぶ体験講座「アニメ声優にチャレンジして海を学ぼう!~海と日本プロジェクト~」を開催いたしました。

講座概要

■講座名称
アニメ声優にチャレンジして海を学ぼう!~海と日本プロジェクト~
■日時
2024年7月24日(水)1部13:00~14:00、2部14:30~15:30
■会場
港区立小中一貫教育校お台場学園 3階 小学校体育館(東京都港区台場1丁目1番5号)
■参加者
お台場学園の小学1年生~中学生 合計28名
■実施内容(1部2部共通)
1.主催者挨拶
2.「海ノ民話アニメーション」と海とのつながりを知る
 登壇者:アニメ監督 沼田心之介3.海ノ民話アニメーション上映4.参加者による声優体験
 登壇者:声優 冨田泰代5.まとめ:海ノ民話アニメーションから学ぶ海のこと

海ノ民話アニメーションならではのアニメ制作

港区立小中一貫教育校お台場学園が実施するサマーワークショップの一環で開催した今回の体験講座。

夏休みの居場所づくりとして同校が校内で参加者を募り、小学生26名、中学生2名の計28名が参加しました。

参加者にアイスブレイクとして、海についてのイメージを質問。「魚がいっぱいいる」「青い!」「汚れている」とさまざまな回答が飛び出し、緊張もほぐれたところで、アニメ監督の沼田心之介が登壇し、海ノ民話アニメーションの制作について説明しました。必ず民話の舞台となっている土地に監督自らが赴き、自身の目で海の景色を見たり、地元の有識者から海とのつながりについて聞いたりすることを大切にしていること。それらを絵やセリフに反映することで、それぞれのアニメから各地の海のことが学べるように工夫しているのが海ノ民話アニメーションの特徴だと伝えました。

続いて、声優体験の題材となる海ノ民話アニメーションを鑑賞しました。鑑賞後、そのアニメーションにどんな海の学びがあったかを振り返ると、子どもたちは真剣な眼差しで聞き入っていました。

声優体験を通して海を学ぶ

海ノ民話アニメーションは、男女2名の声優がナレーションや登場人物の声だけでなく、動物の鳴き声などすべてを2人で担っています。今回は冨田泰代さんに登壇いただき、お手本を見せてもらいました。初めて間近に見るプロのアフレコに、子どもたちからは「すごい!」の声が。冨田さんから「元気よく発声しよう」とアドバイスをもらい、海の学びを意識しながら声優体験にいざ挑戦。

子どもたちは1グループ3~4人に分かれて配役を決め、スクリーンに映し出されたシーンに声を合わせながら懸命な練習を経て、グループごとに発表を行いました。

映像に声を合わせることに苦戦しながらも、果敢にチャレンジ。声優体験を通して、海の恵みには限りがあるので大切にすること、海と人との共存共栄について学んだ子どもたちに、沼田監督からアニメーションのキャラクター入りの修了証書を贈呈。

「家に帰ったら、海ノ民話アニメーションを全部見る!」「妖怪が出てくる民話に興味がある。」「津波や洪水のことを学んでみたい」など、海ノ民話への興味が広がった感想が多く聞かれました。

参加した子どもからの声

・海が大好きなので、参加できてとてもうれしかったです。わたしもいつか、声をみんなに届けるお仕事をしてみたいです。とてもたのしかったです。
・また今回のワークショップをやってみたいです。
・とても楽しかった。もっとアフレコをやってみたい。

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