このお話は、福島県いわき市に伝わる海ノ民話です。 勿来海岸には鮫川の河口があり河口付近は河口流が発生する危険水域です。 また、淡水と海水が入り混じる汽水域特有の生態系があります。 オオメジロ鮫は海水だけでなく淡水でも生きられる珍しい鮫です。 殿様は人に危害を与える危険な生き物だとして鮫を矢で射貫きましたが、その代償に愛馬を失いました。 自然界のバランスは人間の価値観や尺度では測りきれません。
堀止地蔵
くじらの夫婦
湯野浜の大亀
寿都の風泙さま
お夏と藤平
大根明神のアワビ祭り
いわき鮫川のサメ伝説
五頭龍と弁天様
サザエと弁天岩の女神様
錨の溝
河童の詫び証文
甚助さんの板子
亀の松
天のかけ橋と金樽いわし
お屋敷になったクジラ
竜宮のはなたれ小僧さん
えびすさまとにわとり
銀のつづらと金の浜
ゼンパはん
クジラのお礼まいり
速吸瀬戸の守り神
おたるがした
おなべ岩
一里島
高麗島の伝説
奥武観音堂由来
海の神と陸の神