海ノ民話アニメーション
潮の流れが早い海峡で、タコの夫婦をまつって海の平和と安全を守る
このお話は愛媛県、伊方町に伝わる海の民話です。
瀬戸内海と太平洋の境目に位置にする『豊予海峡』は、
古くから『速吸瀬戸』とも呼ばれ、速い潮がぶつかりあう海域です。
このあたりではアジやサバの他、サザエやアワビ、ウニなど味の良い魚介類がよく取れます。
一方、岩礁が多く、この辺りを通る船にとっては、航行の難所となっています。
時代によっては海賊が出没し、この海を通る船を悩ませてきました。
古来よりこの地に暮らす人々は、海の平和と安全を願い、神への祈りを捧げてきました。
現在は、佐田岬灯台が黄金碆を照らして輝かせ、この海の安全を守っています。
八幡宮の神輿
このしろばあさん
鮫川のサメ伝説『化身した黄金の鮫』